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カンガルーケアの留意点

10/20/2012

1 Comment

 
日本の多くの産院や病院で赤ちゃんとのスキンツースキンを大切にするカンガルーケアが推奨されています。カンガルーケアとは、 お母さんが素肌の胸の上に素肌の赤ちゃんをのせるように抱っこして赤ちゃんの上からタオルやブランケットで覆うことです。もとは新生児治療室(NICU)で早産児を対象に行われました。カンガルーケアで、赤ちゃんの体温を維持し母子の絆を強めるなど多くの効果が研究で明らかになっています。アメリカでもlaid-back nursing(ゆったりとした姿勢での授乳)といって同じような体勢での授乳を勧めています。

 カンガルーケアの効果は明らかなのですが、常時病院のスタッフがそばで様子をみられる新生児治療室と違って、満期産で健康に生まれた赤ちゃんの場合、病院の助産師、看護師が離れてしまう場合があります。母子だけでカンガルーケアをしているときに、まれに赤ちゃんの状態が急変する事があるため、日本周産期学会や新生児医学会などから健康な満期産の赤ちゃんに対するカンガルーケア(これを「早期母子接触」と定義しています)を安全に行うための留意点が10月17日に発表されました。

・   赤ちゃんが満期産で健康であり、低出生体重児ではないこと。
・   お母さんが健康でカンガルーケアを望んでいること。
・   生後なるべく早く30分以上、または母乳をくわえるまでとする。
・   上限を2時間とし、赤ちゃんやお母さんの睡眠時に終了。
・   お母さんの上半身は30度前後起こし、赤ちゃんの顔は横に向け呼吸できるようにする。
・   温めたバスタオルで赤ちゃんを覆う。

 産後すぐにカンガルーケアをすることで赤ちゃんのぬくもりを感じられて赤ちゃんがいとおしく幸せな気分になったというお母さんのお話もよく聞きます。留意点を頭に入れて産後の母子タイムを楽しめるとよいですね。もしも赤ちゃんの動きがとまったり呼吸の様子が変わったときには、すぐに医療従事者に知らせて下さい。

日本周産期・新生児医学会など8団体から発表された『「早期母子接触」実施の留意点』についてはこちらをご覧下さい。


1 Comment
Kara Kitchen link
2/4/2021 03:07:51 pm

Great rreading your blog

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