母乳があふれるほど出るので寄付できる場所はないかと質問されることがときどきあります。そんなとき紹介しているのがサンノゼにあるMother's Milk Bank(母乳バンク)です。
サンノゼの母乳バンクでは、北米母乳バンク協会(HMBANA:Human Milk Bank Association of North America)によるガイドラインに従って健康チェックと血液検査を経たお母さんから寄付された母乳を低温殺菌して細菌チェックを行い、安全確認した母乳のみ冷凍保存して使います。母乳の主な利用先は、病院の新生児集中治療室、そして健康上の理由で医師から母乳を処方された赤ちゃんです。
今週、サンノゼの母乳バンクで働いている方に会いました。母乳の寄付はどのくらいあるのかと尋ねたところ「この天候なので母乳が足りない。」との返事。「・・・???」
ベイエリアでは本来雨期である冬に雨が降らないため、今年の春から夏にかけて干ばつが心配されていますが、それが母乳の量とどう関係するのか理解できずしばし固まりました。
話を聞いてみると、天候というのは米国東海岸の大雪のこと。あまりの悪天候で東海岸の母乳バンクが閉鎖しているため、母乳の寄付が足りない東海岸の病院から西海岸にあるサンノゼに母乳の要請があるのだそうです。
母乳不足を少しでも解消するために母乳バンクへの母乳寄付を呼びかけてほしいと言われました。
興味がある方は、一度サンノゼ母乳バンクに連絡してみて下さい。
ところで、サンノゼの母乳バンクは、上記のようにHMBANAのガイドラインに従って殺菌処理して安全性を確認した母乳のみ使っているため、現在に至るまで約40年間、一度も寄付母乳による感染はありません。母乳バンクを介さない母乳寄付やもらい乳は、衛生上の問題や感染の可能性を否定できないためおすすめできません。
参考までに、日本では2013年11月に東京昭和大学小児科で初めて母乳バンクが作られたそうです。
サンノゼの母乳バンクでは、北米母乳バンク協会(HMBANA:Human Milk Bank Association of North America)によるガイドラインに従って健康チェックと血液検査を経たお母さんから寄付された母乳を低温殺菌して細菌チェックを行い、安全確認した母乳のみ冷凍保存して使います。母乳の主な利用先は、病院の新生児集中治療室、そして健康上の理由で医師から母乳を処方された赤ちゃんです。
今週、サンノゼの母乳バンクで働いている方に会いました。母乳の寄付はどのくらいあるのかと尋ねたところ「この天候なので母乳が足りない。」との返事。「・・・???」
ベイエリアでは本来雨期である冬に雨が降らないため、今年の春から夏にかけて干ばつが心配されていますが、それが母乳の量とどう関係するのか理解できずしばし固まりました。
話を聞いてみると、天候というのは米国東海岸の大雪のこと。あまりの悪天候で東海岸の母乳バンクが閉鎖しているため、母乳の寄付が足りない東海岸の病院から西海岸にあるサンノゼに母乳の要請があるのだそうです。
母乳不足を少しでも解消するために母乳バンクへの母乳寄付を呼びかけてほしいと言われました。
興味がある方は、一度サンノゼ母乳バンクに連絡してみて下さい。
ところで、サンノゼの母乳バンクは、上記のようにHMBANAのガイドラインに従って殺菌処理して安全性を確認した母乳のみ使っているため、現在に至るまで約40年間、一度も寄付母乳による感染はありません。母乳バンクを介さない母乳寄付やもらい乳は、衛生上の問題や感染の可能性を否定できないためおすすめできません。
参考までに、日本では2013年11月に東京昭和大学小児科で初めて母乳バンクが作られたそうです。