先週、ジョージア州の女性がレストラン「アップルビー」のブースで授乳していると、 「授乳を続けるならトイレに行くか店から出てください。」と店長に言われ、お母さんがトイレに行くことを拒むと店長は 警察に通報しました。ジョージア州法では、「母親と赤ちゃんがいることが認められている場所では、授乳して構わない」と定められており、通報を受けた警察官は届けを受理せず、アップルビー社の代表は、「ジョージア州での出来事は理解不足から起こったことであり、私たちはレストランに来られるすべてのお客様を歓迎します。公的な場所で授乳する権利を認められている授乳中のお母さんを含め、いつでもどんなお客様にも、快適にくつろいでもらうことを最優先しています。」と発言しました。
公的な場所での授乳について、同じような記事をときどき見かけます。 哺乳瓶で赤ちゃんを哺育したことで何か言われたという記事は見たことがない一方で、同じようにお腹をすかせている赤ちゃんに授乳するととがめられることがあるのは、不自然かつ残念なことだとそのたびに感じます。ただ、前述したように、現在ジョージア州を含む45の州で公的な場所での授乳を認める法律があります。
カリフォルニア州にも同様の法律があり、「母子がいてよい場所であれば 、個人邸宅や他人の住居を除き、公的、私的ないかなる場所で授乳しても構わない。」となっています。 つまり、我が家で授乳されるのは嫌だという方のお宅や21歳未満入店禁止のバー(赤ちゃんは21歳未満ですから入れません)などで授乳することは認められませんが、それ以外であれば、公園でも劇場でも個人経営のレストランでも授乳する権利が認められているわけです。
カリフォルニア州では、他にも母乳育児に関し、勤務中の搾乳について「 従業員が勤務中に搾乳するための適切な休憩時間と搾乳場所を提供しなければいけない」こと、授乳中の陪審義務について「授乳中であれば1年間、または母親が望む場合はそれ以降も陪審義務を延期できる。」ことなどが州法で定められています。
赤ちゃん連れのお母さん、どうぞ安心して授乳して下さい。
アメリカ各州の授乳に関する法律の詳細についてはこちらをご覧下さい。
2012年12月4日追記:
上記の「従業員が勤務中に搾乳するための適切な休憩時間と搾乳場所を提供しなければいけない」州法は、「従業員数が50名以上の会社において」適用されます。
公的な場所での授乳について、同じような記事をときどき見かけます。 哺乳瓶で赤ちゃんを哺育したことで何か言われたという記事は見たことがない一方で、同じようにお腹をすかせている赤ちゃんに授乳するととがめられることがあるのは、不自然かつ残念なことだとそのたびに感じます。ただ、前述したように、現在ジョージア州を含む45の州で公的な場所での授乳を認める法律があります。
カリフォルニア州にも同様の法律があり、「母子がいてよい場所であれば 、個人邸宅や他人の住居を除き、公的、私的ないかなる場所で授乳しても構わない。」となっています。 つまり、我が家で授乳されるのは嫌だという方のお宅や21歳未満入店禁止のバー(赤ちゃんは21歳未満ですから入れません)などで授乳することは認められませんが、それ以外であれば、公園でも劇場でも個人経営のレストランでも授乳する権利が認められているわけです。
カリフォルニア州では、他にも母乳育児に関し、勤務中の搾乳について「 従業員が勤務中に搾乳するための適切な休憩時間と搾乳場所を提供しなければいけない」こと、授乳中の陪審義務について「授乳中であれば1年間、または母親が望む場合はそれ以降も陪審義務を延期できる。」ことなどが州法で定められています。
赤ちゃん連れのお母さん、どうぞ安心して授乳して下さい。
アメリカ各州の授乳に関する法律の詳細についてはこちらをご覧下さい。
2012年12月4日追記:
上記の「従業員が勤務中に搾乳するための適切な休憩時間と搾乳場所を提供しなければいけない」州法は、「従業員数が50名以上の会社において」適用されます。